速く走るには

速く走れるようになるためのドライビングテクニック、心構え等について紹介します。

トレイルブレーキングとコースティング(惰性走行)について

トレイルブレーキングとは、ブレーキを残しながらコーナーに進入して、ステアリング操作量を増やすに従い、徐々にブレーキを解放していくテクニックです。
そうすることで、タイヤが発揮できるグリップを無駄なく利用できます。
かなり簡単に表現すると、タイヤのグリップ力を最大100とした場合、
コーナー進入前のハードブレーキング時で、制動:旋回=100:0
進入時にブレーキを少し解放してステアリングを切り始め、制動:旋回=70:30
ブレーキを徐々に解放しながらステアリングを切り増ししていき、制動:旋回=30:70
クリップ付近でブレーキを完全に解放してステアリング角度が最大になり、制動:旋回=0:100
というイメージで、タイヤに常に全力に近い状態で仕事をさせ続けるテクニックです
(トレイルブレーキングを全くしなかった場合、100:0→0:30→0:70→0:100となり、中間部分でタイヤに余力を残した状態になってしまいます)。
結果として、コーナー前半部もブレーキングゾーンとして活用できるようになるため、ストレートでのブレーキングポイントを少し遅らせることができます。
同時に、フロントに荷重を掛け続けることになるため、フロントタイヤのグリップが増し、より鋭く曲がることもできます。

ここまでは他のゲームで知っていたり、知らなくても自然に身に着けて活用している人も多いと思います。
ACCでは、忠実に再現された空力処理と、空力に大きく依存したGT3車両の組み合わせにより、コースティング(惰性走行)のテクニックが重要になります。
※ここでいうコースティングとは、F1などでよく見られる、燃費を稼ぐためにブレーキ前に早めにスロットルをオフにするテクニックのことではありません。

GT3車両はフォーミュラカーに比べてかなり重い車体と、それに適合する柔らかいサスペンションを持っています。
そのため、ブレーキを掛けたときに車体が前方に大きくピッチ(前後方向の傾き)するのが目視できます。
その一方で、GT3車両はフォーミュラカー並みに強力なダウンフォースを発生させるエアロパーツを備えており、それにかなり依存して走行しています。
上記の組み合わせが意味するところ…。
ブレーキを掛けて前方へのピッチが発生すると、前後の空力バランスが急激に変化して姿勢が不安定になり、使えるグリップが減少します。
この現象に対処するテクニックがコースティングです。

ここまで長くなってしまいましたが、やること自体はとてもシンプルです。
最初に述べたトレイルブレーキングの量を最小限にするだけです。
ブレーキを早く解放しクリップまでコースティングすることで車体は適切な姿勢を取り戻し、空力的に安定し、より高い速度を維持したままコーナーを曲がっていくことができるようになります。
また、姿勢が安定しているためスロットルを早く大きく開けることができ、且つTCの介入を最小限に抑えられるため、コーナーを抜けた後のストレートで鋭い加速が得られます。

トレイルブレーキングに頼ってブレーキングポイントを少しでも奥に取ることに注力している人は、
少し考え方を変えて、今より少しだけ早くブレーキを踏んで早めに解放する走り方を試してみてください。
上手くまとめることができれば、コーナー毎に得られるタイムに驚かれるはずです。

最後に注意点として、トレイルブレーキングとコースティングの適切な比率はコーナーによって異なります。
基本的には、
空力への依存度の低い低速コーナーではトレイルブレーキング多めでよく、
空力への依存度の高い中~高速コーナーではトレイルブレーキングはかなり少なめ、または0(直線区間のみでブレーキを終える)になります。
また、乗っている車両やセットアップによっても微妙に異なってきます。

コースティングについては知識として知っているだけでも走り方が変わってくると思います。
両方を上手く組み合わせて、速いラップタイムを目指してください。

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Last-modified: 2020-09-08 (火) 18:47:45